宝物

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琉球関連

檀王法林寺には袋中(たいちゅう)上人にまつわる多くの御遺物が残されているが、中でも特筆すべきは、上人が琉球王国より帰国するのに際し、尚寧王より贈られた、書棚、青貝掛板、クバ団扇、鼎形香炉、琉球螺鈿入椅子、西湖図など三十余りの名器である。 これらには15,6世紀の秀逸な琉球工芸品が多く含まれ、当時の作風を伝える貴重な資料となっている。

袋中上人図

画像 袋中上人図
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大きさ:縦 107.4 横 44.7
時代:江戸時代初期

解説:袋中上人の肖像で、賛・画とも琉球国王尚寧王の筆になる。

慶長16年は袋中上人60歳の賀にあたり、尚寧王が、薩摩の侵略によって日本へ連れて来られた際、袋中上人の還暦を祝して贈ったものであろう。

賛・画とも、王の上人への帰依の深さを充分にあらわしている。

人物部分の拡大図

賛文部分の拡大図および賛文和訳

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クバ団扇

画像 クバ団扇
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大きさ:縦 49.2 横 39.4
時代:推定下限1611年

解説:クバの葉を団扇形に形作り、その周囲を籐で綴って補強し、柄には竹を用いて、把部に籐巻を施す。また、竹の柄部には楼閣人物図が描かれている。これも琉球王尚寧から拝領したもの。

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司馬温公家訓螺鈿掛板

画像 司馬温公家訓螺鈿掛板
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大きさ:縦 157.5 横 66.6
時代:推定下限1611年

解説:司馬温公(1018-86)は中国の北宋時代の政治家で『資治通鑑』を著した。その家訓を螺鈿で表した秀品。袋中上人が琉球王尚寧より寄贈された宝物の一つ。

板をもって掛け軸とした極めて珍しい作。

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黒漆文字入螺鈿椅子

画像 黒漆文字入螺鈿椅子
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大きさ:高 108.7
時代:推定下限1611年

解説:総体を黒漆塗りにした椅子。

器形は板を二段にし、背から脚部は微妙な曲線をもたせる。背板には螺鈿で登龍と降龍を配している。

これも尚寧王による寄贈品。

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朱漆垣松螺鈿卓

画像 朱漆垣松螺鈿卓
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大きさ:高 39.1 天板縦 29.2 同横 39.9
時代:推定下限1611年

解説:尚寧王より寄贈されたもので、朱漆塗の卓に松樹と垣を螺鈿で表している。独特の琉球漆芸が用いられた精緻な作品である。

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